第8試合 K-1ルール/3分3R延長2R |
3R1分26秒、KO ※左フック
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◯
武蔵
(日本/正道会館) |
vs |
×
ベルナール・アッカ
(コートジボアール/フリー) |
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まさか、まさかの異次元対決が実現することとなった。参戦が決定していた武蔵の相手に、塩コショーとして活躍し、お茶の間に人気の“究極のお笑いファイター”ベルナール・アッカが選ばれたのだ。総合格闘家のアッカは、すでにHERO'Sのリングにも上がったことはあるが、年末の『Dynamite!!』は初参戦。この試合はK-1ルールで行われることも決定し、初めての経験となる。しかも、いきなりトップクラスの武蔵が相手では、無謀といっても言い過ぎではないだろう。だが、驚くことに、「武蔵選手の相手に、僕が立候補しま〜す」と自ら名乗りを挙げたというのだから、アッカはなんて勇気のある選手だろうか。武蔵が圧勝との声もあるが、アッカの未知数な底力で番狂わせを起こす可能性も十分にある。
1R、ゴングとともにラッシュをかけたのは、アッカだ。右、左、右、左とパンチの連打が武蔵に襲いかかる。ガードを固めて、この嵐が止むのをジッと待つ武蔵。左右のフックに加え、アッパーも絡んでくるため、武蔵のアゴが上がる瞬間も。だが、これを耐えると武蔵は強烈な右ローキックをヒットさせる。アッカは右ミドルキックを飛ばすが、武蔵には当たらない。武蔵は、右ローキック、そしてフックへとつないだ。
2R、武蔵はワンツー、左ローキック。アッカは右アッパーを打つが、1Rほどの力はない。武蔵は左ボディ、右ストレート、左フックとパンチで攻めていく。アッカはディフェンス。右フック、右アッパーを放つ武蔵。アッカは防戦一方だ。さらに武蔵は、ワンツーからボディを狙っていくが、あと一歩で崩せない。アッカは、右ハイキック、後ろ回し蹴りを放つも、武蔵には通じない。武蔵はボディブロー、ストレートで追い込んだ。
3R、アッカは最後の力を振り絞って、左右のフックをラッシュする。しかし、この攻撃も武蔵はガードする。そして、左ハイキック、左ミドルキックと連続で蹴りまくった。動きの止まったアッカに、右ストレート。これをもらったアッカは、“打って来い”とばかりにアピール。武蔵は、左フック、右ストレートを繰り出すが、アッカも右フックを返す。打ち合いに持ち込んだ武蔵は、右フックから左フックをヒットさせて、KO勝ち。激しい打ち合いを制したのは、武蔵だった。 ■
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