第9試合
K-1ルール/3分3R延長2R

2R0分41秒、TKO ※タオル投入。1R、ヨンヒョンは右ローキックでダウン1あり


ニコラス・ペタス

(デンマーク/スピリットジム)
vs ×
キム・ヨンヒョン

(韓国/テウン会館)

試合内容

この対決の見所は、なんといってもその圧倒的な体格差だろう。ニコラス・ペタスとキム・ヨンヒョンでは、37cmの身長差、約50kgもの体重差がある。また、シルムの後輩であるチェ・ホンマンが『やれんのか!』でエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦することが決定しており、負けられないヨンヒョンのモチベーションも相当に高いはずだ。しかし、こういった数々の苦境を乗り越える強さこそが“サムライ”ペタスの真骨頂。ヨンヒョンを攻撃するためには、長いリーチの懐に潜り込まなければならない。大きなリスクを伴うが、いつも魂のこもった試合でファンを熱狂させるペタスが、必ずや何かを起こすはずだ。“青い目のサムライ”VS“シルム・モンスター”の決戦は、どんな決着を迎えるのか!?
 綾戸智恵さんがナマで入場曲を歌うなか、ニコラス・ペタスが気合いを入れて登場。両者の体格差でどよめくなか、1Rのゴングが鳴らされる。
 1R、ヨンヒョンはワンツーからヒザ蹴り。ペタスはリングを回って、この攻撃をかわす。右ローキックをヒットさせるペタス。さらに右ローキック。ヨンヒョンは右ヒザ蹴りで襲いかかる。ペタスは、回ってローキック。ミノワマンと同じような展開だ。かまわずヨンヒョンは、前へ出てヒザ蹴り。ペタスは回って、ローキック。この展開が続く。ヨンヒョンの動きが止まると、ペタスはなんとカカト落とし。ヨンヒョンはバックブローで攻撃する。これをかわしたペタスは、後ろ回し蹴り。そして、右ローキックでついにヨンヒョンからダウンを奪った。

 2R、ペタスは左ローキックを連発。ヨンヒョンは前蹴り。ペタスの右ローキックが決まる。右ハイキックでヨンヒョンが顔をのけ反らせる。さらに、左フック、右フックがヨンヒョンに直撃。そのままヨンヒョンは倒れ、ペタスが凄絶なKO勝ちを奪った。■

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コメント
ニコラス・ペタスのコメント
――ヨンヒョンの印象は?
ペタス 大きかったですね。普通に大きかったです(笑)。でも、ボクはホンマン選手とスパーリングをしたことがありましたから。
――パンチやハイキックを当てていたが。
ペタス ハイキックはやる予定がなかったんですけど、気持ちがノッたら出そうと思っていたんです。本当に計算した通りの試合ができました。みんなはヨンヒョン選手が器用な動きができないと言っていたけど、今回は前回の試合と体重も違うし、スマートでした。パンチの威力もあったし、ヒザ蹴りもガンガン来ましたよ。
――仮想ホンマン?
ペタス ヨンヒョン選手はまだ2戦目ですから。ホンマン選手と違って、まだ慣れていないですからね。もっと試合をこなせば伸びると思います。要注意ですよ。あと2、3年後だったら大変だったと思います(笑)。
キム・ヨンヒョンのコメント
※足の負傷のため、コメントなし
 
 
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