第1試合
5分2R

1R 2:58 前方裸絞め

×
ローマン・ゼンツォフ

(ロシア/レッドデビル)
vs
マイク・ルソー

(アメリカ)

試合内容

記念すべきファースト・マッチはローマン・ゼンツォフとマイク・ルソーのヘビー級対決。ヒョードルのトレーニング・パートナーであることから“皇帝の影武者”と呼ばれるゼンツォフは、豪快な左フックを武器にギルバート・アイブル、ペドロ・ヒーゾを下すなど数々のKO勝利を挙げてきたストライカー。対する初来日のルソーは現職の警察官という異色のファイターで、柔術のテクニックを活かした寝技を得意とする。KOか、一本か。対照的な選手同士の激突といえるだろう。

1R、ジャブで前に出るゼンツォフに対し、ルソーは片足タックルでテイクダウン。足を払ってパスガードし、上四方に固めると首を極める“ノースサウス・チョーク”を狙っていく。これは脱出するゼンツォフだが、ルソーはサイドポジションをキープ。再びノースサウス・チョークを仕掛けると、これが完璧に極まってゼンツォフがタップ! ルソーが寝技師の本領を発揮して一本勝ちを収めた。■


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コメント
マイク・ルソーのコメント
──試合を終えての感想は?
ルソー 嬉しいね! 信じられないよ! 大晦日の日本で試合ができて、凄く経験のある選手と闘えたうえに、勝利までできたんだ。言葉にし尽くせない感動があるよ。
──第1試合を勝利で飾った感想をお願いします。
ルソー ペイパービューでも流れるし、あれだけのファンの前で勝てたことが嬉しかったね。
──初めての日本のリングの印象は?
ルソー 日本は、来たのも試合をしたのも初めてなんだけど、ファンの熱気が凄かった。太鼓など日本の伝統を目の当たりにして感動したよ。
──勝因はなんだと思いますか?
ルソー 作戦だね。相手が立ち技のファイターだったけど、自分は寝技のファイターだ。だから、いかに相手の拳をかわしてサブミッションに持ち込むかという作戦勝ちだね。
──最後のチョークは得意技ですか?
ルソー ノースサウスチョークだ! 2ヵ月前くらいから練習を始めて、相手を変えて練習して得意技と呼べるレベルまで上げた。
ローマン・ゼンツォフのコメント
──敗因は?
ゼンツォフ 今日は残念な試合になってしまった。もっと華のある試合にしたかったが、ああいう結果になってしまったね。今回は準備ができなかったよ。ヒョードルとのスパーリングもできなかった。もっと他の対戦相手を想定して練習をしていたけど、1週間前に今回の選手に決まって準備ができなかったな。でも私はストップしない。今回のことを教訓と受け止め、練習を積んでいくよ。相手には見直す機会を与えてくれて敬意を表したいね。
──試合後、ヒョードル選手と話をしましたか?
ゼンツォフ 彼にも彼の試合の準備がある。話すのは、彼の試合が終わってからになるだろうな。今日はありがとう。応援してくれたファンにもありがとうと言いたいね。
 
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