第7試合 1R10分、2R5分 |
2R 判定3-0
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○
桜井“マッハ”速人
(日本/マッハ道場) |
vs |
×
長谷川秀彦
(日本) |

桜井“マッハ”速人と長谷川秀彦。リスクが高いといわれる日本人対決に、この両者が踏み出した。これまで約10年間、日本の総合格闘技を牽引してきたマッハは、長谷川を「まだ知名度はそんなにはないけど、これからの選手。そういう上向きな選手ほど強いんですよ」と警戒。「昔の自分を超える動きを見せたい」とも語り、いわば時代との闘いをテーマに挙げている。逆に長谷川は今回が初の大晦日。めぐってきたビッグチャンスに、「マッハ選手との闘いは感慨深いけど、食ってやろうという気持ちの方が強い」と意気込む。サンボ出身ファイターとして、またDEEP王者としての誇りを胸に闘うつもりだ。時代を作ってきたマッハと、これから時代を作る長谷川。この闘いは世代闘争でもある。
1R、パンチで前進する長谷川に、マッハは右ミドルを3連発。長谷川はグラウンドに持ち込もうとするが、マッハは立ち上がる。その後もパンチ、ヒザを放つ長谷川。マッハはグラウンドで上になるが、立ち上がってスタンドの展開に。パンチの打ち合いから、またもマッハが上になり、パウンドを打ち込んでいく。いったんは立ち上がった両者だが、マッハはまたもテイクダウン。パンチで突っ込む長谷川に、パンチを返しつつテイクダウンするマッハという展開が続く。その後、スタンドのパンチの攻防ではややマッハが優勢。両者とも疲れが見える中、1Rはマッハが上になり、コツコツとパウンドを打ったところで終了。
2R、長谷川は頭から突っ込むと左ミドル、さらに左右のパンチを連打していく。マッハは組み付いて上になり、また立ち上がってパンチ。突っ込んでくる長谷川に、カウンターの右アッパーがヒットする場面も。3分過ぎ、マッハは足払いで長谷川を倒しサイドポジション、そしてバック。だが長谷川もガードポジションに戻し、下から三角絞めを狙う。マッハはこれを逃れてスタンドへ。ラスト1分を切ったところで、マッハがテイクダウンし、長谷川がラバーガードを取ったところで試合終了。判定は3-0。終始イニシアチブを握り続けたマッハが勝利を収めたが、納得のいかない表情のままリングを降りた。■
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