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『SoftBank presents Dynamite!! USA in association with ProElite』(6月2日=現地時間、アメリカ・『ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム』)で、元『CAGE RAGE』中量級王者のブラッド・ピケットとの対戦が決定した所英男。初のアメリカでのファイト、そして『Dynamite!! USA』という大舞台。ピケット戦に臨む所に意気込みを語ってもらった。

メシをどうしようか? それが不安です…

photo──『Dynamite!! USA』への出場が決定しました。
所 まずは楽しみたいという気持ちがあります。そして、きっちり一本勝ちしたいですね。
──おお、力強いコメント! 相手はイギリスのブラッド・ピケットに決定しましたが、どんな印象を持ちましたか?
所 “イギリスのブラピ”ですよね(笑)。本当にそう呼ばれているんですかねぇ(笑)。今は名前くらいしか知らない状況なんですけど、阿部(裕幸)さんに勝っているって聞いたんで、阿部さんに勝ったというのは相当強いってことですからね。阿部さんはすごい強いですから。まったく油断してはいけない相手ですね。
──ピケットは金網総合格闘技『CAGE RAGE』の中量級のチャンピオンみたいですね。
所 海外の格闘技事情ってよく知らないんですよ。日本の格闘技は見ているんですけどね。でも、相手のことよりも、大事なのは自分が練習していることを出せるかどうかですからね。自分のファイトができれば、結果は後から付いてくると思います。
──相手のことよりも自分、と。今回の会場はアメリカのロサンゼルスですが、所選手は海外での試合の経験は?
所 リトアニアでの試合があります。リトアニアでの試合は計量なり試合なり適当なところもあったんですけど、それも特に気にはならなかったですね。アメリカはそういうところもしっかりしていると聞きますし、少し時差が気になりますけど、特に海外だからっていつも以上にピリピリするようなことはないですね。
──海外だからといって特に意識過剰になることはないと。気にするのは時差だけですか?
所 英語がまったく話せないんで、「メシをどうしようかなぁ?」って。そこはちょっと不安ですね。
──アメリカには行ったことありますか?
所 兄がサンフランシスコに住んでいたんで、クリーニング屋をやっていた時に1ヵ月くらい遊びに行ったことがあります。この前には、サンディエゴのバレット(・ヨシダ)さんのところに練習に行きました。あと、AKA(アメリカン・キックボクシング・アカデミー)にも行きました。言葉が通じなくても練習なら大丈夫なんで、生徒と一緒に練習していました。今回も試合が終わって時間があれば、セコンドの人たちを引き連れて行こうと思っています。


日本でやるよりも気が楽なんです。

photo──アメリカで試合をするということに関してはどうですか? スタンドでもグラウンドでもアグレッシブな所選手のファイトスタイルはアメリカのファンからも受け入れられそうな気がするんですが?
所 とりあえずブーイングが起きなければいいなとは思いますね。ブーイングが飛ぶなら飛ぶで、シーンとなるのがイヤですね。「デカイ会場で小さな東洋人が何をやっているんだ!?」って思われなければいいんですけど。まあ、全力で頑張るだけです。
──それにしても、ホント気負ったところがなさそうですね。
所 不安がないと言ったら嘘になりますけど、やってみないと分からないですから。思い切ってやってダメだったら、それはそれで諦めるしかないですし。またやる時は呼んでもらえるように、インパクトを残せるように頑張ります。日本からはボク以外に誰が出るんでしたっけ?
──桜庭選手と永田選手ですね。
所 すごい顔ぶれですよね。でも、ボクはオリンピックにも出ていないし、格闘技史に残るような人でもないんで、その分、気が楽です(笑)。こんなことを言うのはなんですけど、日本でやるよりも気が楽なんです。アメリカの人たちはみんなボクのことなんか知らないでしょうから。ただ、桜庭さんとかと一緒に行動するとなると、そっちのほうが緊張しますね(笑)。
──なるほど(笑)。「アメリカで成功したい」って気持ちはありませんか?
所 それが、あまりないんです(笑)。日本のイベントでトップに立ちたいという気持ちはありますけど。
──7月に開幕が予定されるHERO’Sミドル級トーナメントですね。
所 ええ。ベルトを巻きたいんです。今年は結果を残したいですね。
──では、最後に意気込みを聞かせていただけますか?
所 世界中から一流の選手が出場しますが、日本人選手が大会を盛り上げることができたらいいなと思っています。ミドル級トーナメントに弾みを付けるためにも一本勝ちして弾みを付けたいです。
──応援しています! 頑張ってください!■

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